HEALTHCARE PROFESSIONAL
hinotori™の可能性
「MINS™」は「hinotori™ サージカルロボットシステム」(以下「hinotori™」)の運用支援や、
安全・効率的な手術室の活用支援、手技の伝承・継承支援を目的としたプラットフォームです。
CONCEPT
コンセプト
AI・IoTでお届けする、
病院の新たな安心・安全・安定
安心して「hinotori™」をお使いいただけるサポート体制の構築に加え、
「MINS™」を通して蓄積したデータを解析することで、
医療従事者のみなさまへ高付加価値なコンテンツを提供いたします。
MINSで実現できること
- 機器のログデータ収集
- リアルタイムサポート
「MINS™」を通して手術中の「hinotori™」の稼働状態を把握できます。
トラブル発生時には、サポートセンターで術中のログデータをリアルタイムにモニタリングすることに加え、「hinotori™」の稼働状態をバーチャル空間で三次元的に再現することでロボットの動作や術者の操作を視覚的に把握し、迅速な原因究明とトラブルシューティングをガイドします。
- 稼働状況収集
- セッティング把握
- ビッグデータ解析
「hinotori™」を使ったロボット手術におけるプロセスの所要時間などを「MINS™」上で可視化。さらには、蓄積したビッグデータから手術における異常発生を検知し、お客様の手術運用のサポートを行います。
また、ビッグデータから導いたベストプラクティスをもとに、術中に加えて術前から術後までを含めた手術運用の効率化提案を行います。
- 医療技術の伝承と向上
見て学ぶことが主流である手術の習得において、執刀医の手術手技・チームの動きを「MINS™」によりデジタル化、他の手術関連情報と共に参照することで場所や時間にしばられない手術手技の習得を提案し、医療技術の伝承支援に貢献いたします。
日本では現在、地方における医師不足や、都市部でのみ高額医療機器の導入が進むことなどに起因する“医療の地域格差”が問題視されております。2020年、新型コロナウイルスの感染拡大も後押しとなり、オンライン診療など遠隔で医療を受けられるシステムの構築が進みつつあるものの、外科領域ではまだまだ遠隔医療のソリューションは一般化されていないという課題がございます。
そのような中メディカロイドでは、「hinotori™」の操作ユニットや手術ユニットをそれぞれ離れた場所に設置しネットワークで接続して操作を行う、遠隔操作の検討を進めております。
まずは「遠隔でのロボット手術支援・指導(=教育・トレーニング)」、将来的には「遠隔ロボット手術」の実現を目指し、実証実験に取り組んでおります。
遠隔ロボット手術支援・指導
ネットワークを通してベテランの医師から、遠隔地にいる若手医師への遠隔指導・遠隔支援を行います。遠隔からでも地域医療の発展をサポートする仕組みをつくることで、医療現場における課題改善の一助となることを目指しております。
遠隔ロボット手術
「遠隔手術」と聞いて皆様がイメージされるであろう、離れた場所から医師が操作をして行うロボット手術です。たとえば、へき地の医師がいない地域にいる患者様に対し、都市部にいる名医がロボットを介して手術を行うということもいずれ可能になるかもしれません。
実現に向けては、手術の支障となるほどの遅延を生じさせないデータ転送技術や安定的なネットワーク環境など技術的要素の確立と、遠隔治療をめぐる制度整備などが必要条件となります。
メディカロイドは外科医療の発展をサポートすべく、遠隔手術ガイドラインの策定にも参画しております。
メディカロイドは、日本における外科医療の均てん化および高齢・過疎化社会に対応し、
医師の業務効率化までを見据えたソリューションを提供できるよう努めてまいります。