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2019.11.21

医療の地域格差を埋めていくテクノロジー~オプティムとの協業で描く医療の夢~

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日本の国民医療は、「高齢者の増加」「専門医の人手不足」「地域による医師の偏在」「高額医療機器の導入」などを原因とする、地域格差の問題を抱えています。
医療従事者、そして我々医療に携わる企業は、この難題にどう向き合っていくべきでしょうか。

医療のネットワーク構築へ

医療の地域格差を解消する手段のひとつとして注目されているのが、地域医療を連携させたネットワークの構築です。
従来の“病院完結型”医療から、地域内外で病院と診療所等が機能分担・連携する“地域共創型”医療へ転換を図る試みですが、実現するためには以下のようなハードルもあります。

・患者が受診しやすくなるほど、医師の負担が増す恐れ
・患者の膨大な医療データ管理、共有をどうするか
・地域による医師や専門医の偏在、不在

これらのハードルを乗り越えるうえで期待されているのが、テクノロジーの力を借りた『遠隔医療』の可能性です。現代はITや通信技術の進化が著しく、厚生労働省でもデジタル技術を活用したデータヘルス改革に乗り出すことが決定しています。
では、テクノロジーを活用した遠隔医療とは、具体的にどのようなことができるのでしょうか。

オプティムのもたらす遠隔医療ソリューション

たとえば、ソフトウェアの研究・開発を担う『株式会社オプティム』では、AI(人工知能)・IoT技術を組み合わせ、以下のような方法で地域の医療格差解消に取り組んでいます。

1. 患者と医師が距離を超えて繋がる~オンライン診療サービス~

端的にいえば、医師と患者をスマートフォンなどのスマートデバイスやテレビでつなぐ遠隔診療です。患者は遠隔地にある病院に行くことなく、自宅に居ながら受診ができるようになります。
継続的な受診が容易になるので予防医療にも繋がり、生活習慣病有病者の減少にも貢献。また、医師にとっては往診の時間を削減できることにより、診察業務の最適化ができるというメリットがあります。

2. AI・IoTの最先端技術を活用した未来型医療

AI・IoT・スマートデバイスといった最新のテクノロジーを活用し、

・膨大な医療データの管理、迅速な情報共有
・診断の質の向上
・作業の効率化、負担軽減

といった、医療現場の課題を解消するための研究なども行っています。

手術支援ロボットの活用で、僻地でも高度な医療の提供を

2019年2月、オプティムはメディカロイドの母体のひとつであるシスメックスと提携しました。この出会いは、メディカロイドにとっても幸運といえます。
たとえば、オプティムのテクノロジーにより手術支援ロボットのネットワーク化が実現できれば、“手術支援ロボットを介して、優れた医師による施術を僻地の患者が受けられる”といった可能性も見えてくるからです。

あらゆる地域の人々が高度な医療を受けられる未来のために、メディカロイドはオプティムと力を合わせ、夢の実現に取り組んで参ります。

なお以下の記事では、企業や行政など各方面と連携しながら革新的なサービス・製品を生む『オープンプラットフォーム体制』についてご紹介しております。

今後も随時、メディカロイド情報サイトを更新して参りますので、引き続きご覧ください。

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