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2019.11.1

必要とされる手術支援ロボットとは~オープンプラットフォーム体制が可能にする未来~

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ロボット手術といえばこれまで、泌尿器科、婦人科、消化器外科、胸部外科を対象に行われてきました。しかし近年では、整形外科などの領域にまで活躍の範囲が拡大しています。
手術支援ロボットが当たり前になる時代はもう間近です。医師や患者様にとって本当に必要とされる手術支援ロボットとは、どのようなロボットなのでしょうか。

手術支援ロボット開発に取り組む企業たち

いま全世界で行われているロボット手術は、年間およそ100万件以上に及びます。すなわち、一日に3,000件近くも、ロボットを用いた施術が行われていることになります。
増えているのは手術件数だけではありません。手術支援ロボットの開発に取り組む企業も増え続けており、現在では80社以上を数えるまでになっています。
私たちメディカロイドも、新規参入を図る企業の中の1社です。ロボット大国日本ならではの高い技術力を持った手術支援ロボットで、医師や患者様、ご家族がより安心して暮らせる理想の社会を実現させたいと考えています。

メディカロイドの技術力を支える川崎重工

私たちが手がける手術支援ロボットの性能は、メディカロイドの母体のひとつである川崎重工の技術力に支えられています。
川崎重工は、1969年に日本初の産業用ロボットの国産化に成功。以来50年以上にわたり、ロボット開発のノウハウを積み重ねてきました。より人間の動きに近い柔軟な動作を実現する機構の開発、人間以上に精緻に稼働するロボットアーム技術やAI(人工知能)を搭載した高性能マシンなど。自動車工場をはじめとした様々な現場で使われるロボットの開発・製造を通じて、多くの不可能を可能にしてきた実績があります。

ただ、自社の技術力だけでは、メディカロイドの思い描く理想のロボットや、その先にある理想の医療は実現できません。私たちは、優れた複数のパートナーとスムーズに手を取り合える組織作りが必要不可欠と考えています。

医療の未来をパートナー企業と共創する『オープンプラットフォーム体制』

神戸医療産業都市を拠点とする私たちは、現場のニーズに的確にお応えするために、大学病院などの医療機関や専門技術を保有する企業、行政などとの連携を行うオープンプラットフォーム体制を取り入れています。
各方面との連携を強化しながら開発を進めており、現場のニーズをより早期に実現し、新たな価値創造から革新的なサービス・製品を生むことを目指しています。

手術支援ロボットは、実際に使用される医療従事者や経営者の視点からも慎重かつ適切な導入の判断が求められます。現場の声に寄り添った製品、サービス開発ができるオープンプラットフォーム体制を敷いていることは、ひとつの判断基準になるのではないでしょうか。

なお、以下の記事では川崎重工のロボットについて、より詳しくご紹介しております。

今後も随時、メディカロイド情報サイトを更新して参りますので、引き続きご覧ください。

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